()良介はある日チンピラ十郎の恋人と関係してしま()い、十郎はその腹いせ()で良介の恋人・真理子を強姦してしまう。真理子はショ()ックで精神が不調になり、良介の捨て鉢()の人生が始まる。やがて良介はモデルのマコと結婚した。目的もないままエロ本の翻訳で生計を立て、マコをはじめ数人の女と()の()SEX、酒、タバコ耽るただれた毎日を過()ごしていた()。良介はマコとの激しい交わりの後、はりさけんばかりの胸()の痛みに襲われる。病室で良介はマコを抱いてやれない己への憎悪と悲()しみを感じた。退院した良介は、メグと別れに行く()。別れのセックスの途中で息切れしてしまう。満たされぬメグは、良介の弟分・松本に絡んでいく。目を覚まして()メグ()と松本の愛欲の様を見た良介は、寂しさ()と安堵感を覚えるのだった。良介とマコは、お互()い愛し合いながらも衝突を繰り返す。マコとの交わりの中、胸の痛みに襲われ良介は病院に運ばれる。病院をぬけだした良介は雨に濡れながら、弦の()切れたギターを手に歌っている()少女を見た。少女は狂()っ()ていた。何度も何度も繰り返し歌う少女に、()真理子の姿が浮かんでくるのだった。「僕は幸せに()なっちゃいけないんだよな」と少女に語りかけた。やがて奇妙な共同生活が始まった。マコ()が妊娠した。マコは少女を連れ出して、故郷・()青森の精神病院へ入れてし()まう。青森へ向かった良介。青森はねぶ()た祭りの喧騒で、街中がざわめいていた。良介はねぶた()祭りに何もかも忘れる()よう()にハ()ネまわる。倒れるま()で、ただひたすらハネまわるのだった…。